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一般社団法人 日本占術協会【公式サイト】 50周年記念特設ページ

創立50周年を祝して

日本占術協会第2代会長 名誉顧問 福田有宵

日本占術協会第2代会長 名誉顧問 福田有宵

このたび一般社団法人・日本占術協会の、創立五十周年記念会を迎えるに当り、謹んで御祝辞を申し上げます。
さて五十年を回顧しますと、昭和48年前身の日本占術協議会として発足。立ち上げの趣旨は既存の運命学を見直し、新時代のニーズに対応する、占術面の啓蒙、社会への普及、占いの地位を高める組織づくりのため、在野の有名占術家に小異を捨て大同ダイドウ団結、時代に先駆サキガけて着手しました。
翌年の昭和49年正式に「日本占術協会」の創立で、発起人は高名で知られた浅野八郎・大熊茅楊・(初代)田口二州・(初代)三須啓仙、四ヨン先生が代表委員で、理想高く華麗にスタート、組織は本部と全国10支部を合わせた会員は二百余名を超える賛同者でした。

昭和40年代は経済高度成長の右肩上がり、平和な社会が求めるのは文化芸術の再発見、旧習の覚醒があり、出版界の新進気鋭の光文社から、易入門・手相術・西洋占星術が相アイ次ツぎ百万部市場となり、驚異的な勢いで占いブームとなったのは語り種です。
その占いブームの先鞭センベンにいたのが浅野八郎先生で、講演、テレビ出演、著作と三面六臂、手相術の寵児チョウジとして、協会の名を挙げて下さいました。 大熊茅楊先生は当時流行の週刊誌の運勢欄ランの草クサ分けで、女性自身・ヤングレディ・新鮮の執筆。一流の人気占いで名を馳せられて、門人多数で協会運営に献身的に捧ササげられた。 創立三年後から会長浅野八郎先生・副会長大熊茅楊先生による卓越したご指導で、その後四十年の安定を得ました。
また西洋占星術の分野で颯爽と登場した、ルネ・ヴァン・ダール先生はマイバースデイ専門誌、女性雑誌に若い女性の心を虜トリコにし、後世に残る事績を重ねました。 十年一昔といい十年毎の節目には、新規事業に取り組み継続は力なりで現在まで続き、協会の礎石として盤石に育っております。

㊀会報1号-126号の発行
㊁昭和51年運勢暦(鶴書房)-令和六年東西開運暦(ハート出版)へ48年間継続中
㊂シンポジウム(学術研究会)45回継続中
㊃世界占術大事典(平成三年刊実業之日本社)
㊄占術修士(現 占術研修士)・認定占術士の資格認定の設定
㊅一般社団法人の法人格の認証(平成26年)

前述の五十年史に絶大なご尽力を賜りました会長・副会長・常任理事・理事・支部長・副支部長。また顧問・相談役・参与の方々、全会員の皆様に衷心より感謝を申し上げます。 鬼籍に入られた方々にも伏して謝意を表したいと存じます。
回顧いたしますと本部・支部の多くの方々から協会活動へのご支援、ご尽力を賜りましたことを思い出します。 平成10年に記念誌の25年のあゆみ、60頁にわたり30数名の豊かな記録が、燦燦さんさんと輝いているのは周知の通りです。 石本有孚、金子周敬、高木優彰、平田敦士、松岡教之、諸先生の功績を忘れるわけにはいかないところです。

ここ10年の協会は改革の時代です。一般社団法人の認証を得て社会への参画に重きをおいて活動し、法人申請発起人の福田有宵、富塚崇史、井上陽姿子先生を代表とし、佐藤宗眩先生の労でした。 掉尾とうびを飾るのは50周年記念誌実行委員会です。委員長の後藤青衣山先生と6名の諸先生のご協力により精根こめた記念誌となり、心より御礼申し上げます。